ひらめきが勝利のポイント!Ricochet Robotsは大人数で老若男女楽しめるゲームです。
ボードゲームの魅力に取り憑かれる
昔から興味があったわけではないのですが、ふと友人と足を運んだボードゲームカフェにて時間を忘れるほど楽しんだことをキッカケにボードゲームの魅力に取り憑かれてしまいました。
ボードゲームといったら人生ゲームやオセロみたなものくらいしか知識になかったのですが、ボードゲームの世界は奥が深い。存在も知らなかったゲームが山のようにあります。一生かかっても遊びきらないかもしれません。
ハイパーロボットRicochet Robots
僕がオススメするのはこのハイパーロボット(原題:Ricochet Robots)。ルールは単純なのですが、とにかく頭をフル回転させないと勝つことができません。ひらめきが肝心なゲームなため小学生とプレイしても十分ガチでプレイできます。(一応推奨プレイ年齢は10歳以上です。)
ゲームの特性上時間に追われるので体感は15分くらいに感じますが、プレイ時間はおおよそ30分-1時間くらいで終わります。ちなみにプレイ人数は何人でも構いません。無限大です。
ハイパーロボットの簡単なゲーム内容
最初にランダムに配置したロボットを指定の場所に移動させるために何手でたどり着くのかを早押しで回答するゲームです。回答に正解するとそのお題のチップが手に入り、そのチップを一番多く獲得した人がゲームの勝者となります。
では使用するものや細かいルールをみていきましょう。
ハイパーロボットで使用するもの
ボード
ボードを4つつなげて使用します。
このボードの内側にはそれぞれ赤・青・黄色・緑色のマークがあり、この4色がかぶらないように設置します。かぶるとゲームとして成立しなくなる可能性があるため注意です。
また、このマップは表と裏で違うマップが用意されておりその組み合わせはなんと1536通り。一生かかっても遊びきれるかわかりません。
ロボットの駒
このロボットはゲームをスタート前にボードの上にランダムに配置します。ロボットの駒の足元にはそのロボットの色に合わせたロボットのチップを置きます。これはこの色のロボットはここに初期設置されていましたよという印になります。
ロボットは縦方向か横方向のみ移動できます。ただし、ロボットには途中で止まるといったブレーキ機能はないのでいったん動き出したら何かしらの障害物にあたるまで止まることができません。障害物に該当するものは壁や他の色のロボットです。
そして、その障害物にあたるまでの移動を1移動と数えます。動きについてはポケモン金銀のこおりのぬけみちの滑るダンジョンと同じ仕様です。
ロボットを移動させる行為を1移動と数えるため、複数色のロボットを移動させても問題ありません。
ゴール地点のチップ
このチップを裏向きにして設置しておきます。チップをランダムに引きこれに書かれたマークへそのマークの色のロボットをゴールさせなくてはいけません。この場合は黄色のロボットをこのマークの場所まで移動する移動数を考えます。
このチップの場合はどの色のロボットをこのマークのマスに着かせてもかまいません。
ちなみにゴールチップに駒をたどり着かせるために最低1回は方向転換をしなくてはならないというルールがあります。つまり、一直線にたどり着けるときがあっても回り道をしなくてはなりません。
砂時計
お題に対して最初にゴール方法を見つけたプレイヤーはその移動数を宣言します。その宣言をした際にこの砂時計を引っくり返します。この砂時計が落ちきるまでの時間は約1分です。
他のプレイヤーはその宣言された移動数よりも小さな移動数を見つけなくてはいけません。同数はダメです。宣言された数よりも少ない数を見つけなければなりません。
もしも他のプレイヤーがその少ない移動数を見つけた場合、そのプレイヤーはその数を宣言します。そのときにこの砂時計はひっくり返すことなくそのままにしておきます。
砂が落ちきったら一番小さな手順を宣言した人が回答を示し、それが正しければチップを回収することができます。
駒が動く例
実際に駒を動かす様子を見てみましょう。
初期配置はこんな感じで右下の赤の三角のマークへ移動するときがお題だったとします。
移動数「7」でロボットを動かした場合は
赤を右に1移動
赤を下に1移動
赤を右に1移動
赤を下に1移動
青いロボットを下に1移動
赤を左に1移動
赤を上に1移動でゴールです。これで合計7移動です。ただ、これよりも少ない移動数で移動することができます。
それは移動数「4」でゴールすることができます。
赤を下に1移動
赤を右に1移動
赤を下に1移動
赤を右に1移動でゴールです。
このように諦めなければ少ない移動数を見つけ出すことができるかもしれません!
上級者向けのルール
反射板
このようにボードのマス上に斜めに色のついた壁が配置されているものがあります。これは反射板といいこれにぶつかる時は少々動き方が変わります。この反射板には色がついておりそれぞれのロボットの色に対応するように4色存在します。
この反射板と同色のロボットがこの板にぶつかるときは何事もなかったかのようにスルーします。
この反射板と違う色のロボットがこの板にぶつかるときはぶつかったときに進行方向に対して90度右にまがります。反射板は障害物とみなされないため、そこでとどまることができず他の障害物に当たるまで動き続けます。
絵のイメージから入射角に対して90度に移動するようなイメージが湧いてしまいますが、あくまでも反射板に当たったときは進行方向に対して90度右に曲がらなくてはなりません。
黒いロボット
見た目は黒いのですが、一応銀色のロボットということらしいです。これはただの障害物としてボード上に配置することができます。これを動かすような場面はありません。
ゲームの流れ
0.マップの設置をします。
それぞれのボードのカラーがそれぞれ赤・青・緑・黄色となるように組み合わせましょう。
1.ロボットの設置をします。
それぞれのプレイヤーがランダムにロボットを配置します。その際に各ロボットのマーカーは忘れずに配置しましょう。
2.チップを引く人の順番を決めます。
じゃんけんでもなんでも良いです。時計回りと決めておいた方が無難です。
3.チップを引きます。
最初のお題がでました!さぁ頭をフル回転して青いロボットを目的地までたどりつかせましょう。
4.ゴールまでの手順数を宣言し、砂時計を引っくり返す
対象のロボットが目的地にたどりつくまでの移動数がわかった人はその数を宣言します。そして真ん中に置かれた砂時計を引っくり返します。
5.砂が落ちるまでに必死に考えましょう!
砂が落ちきるまでの約1分間。宣言を受けた他のプレイヤーはその数よりも少ない移動数を求めて必死に考えましょう。ちなみに基本的には10移動以内に到着するように設計されているのですが、まれに20回以上かかる場合もあります。
6.砂が落ちきって回答を提示
砂が落ちきるまでにより少ない移動数が回答されなければ、最初に宣言した人が砂が落ちきった後に模範解答を示しましょう。その回答に誤りがなければそのままそのチップを回収できます。
誰も回答ができなかった場合はチップを再度裏向きにし、残りのチップと混ぜて再度挑戦する機会を得ます。それでも回答できなかった場合はそのチップをゲームから除外しましょう。
7.次の人がチップを引く
あとはすべてのチップを引き終わるまで3〜6を繰り返します。
8.対戦終了!
獲得したチップの数を数えましょう。一番多く獲得した人の勝利です。おつかれさまでした!
おわりに
以上、ハイパーロボットについての解説でした。ルールの確認が初心者の方でもわかるようにこの記事を作成しました。
僕が初めてプレイしたときにルールがややわかりにくくて、ネットで調べてもあまり満足いく記事がなかったという経験があったので、自分のサイトを持ったことだしせっかくだからこれを記事にして布教活動をしようと思いまして。
なんせ、こんなに楽しいものを知らないなんてほんとに損してます!と言いたくなってしまうほどこのボードゲームには魅力があります。
あまりそこらのおもちゃ屋さんではなかなか取り扱っていないため、できればボードゲーム専門店で購入するのが一番良いのですが、お近くにない方はamazonなどのネットショップからお買い求めてみてはいかがでしょうか。
関連1:他のおすすめはカルカソンヌ
ハイパーロボットは完全な実力勝負ですが、多少運の要素も入ってくるのがこのカルカソンヌというタイル合わせのゲームです。
このゲームはタイルに描かれた絵をつなげていき得点を競うゲームですが、ルールが単純なため小学生でも気軽にガチ勢になれるくらいです。詳しくは下記の記事にて記載しておりますので、ご一読いただけたら幸いです。
関連2:これもひらめきが勝利の鍵です。大人から子供までガチプレイが可能だよ!
こちらのラミィキューブというゲームも大人から子供までガチプレイすることが可能なゲームです。ルール自体は簡単なのですぐにでも始められるのですが、それなりに頭を使って沸騰しそうになってしまいます。詳しくは下記のリンクからご一読頂けたら幸いです。